最近注文住宅で人気のおしゃれなビルトインガレージ。
リフォームやリノベの現場でもこんな声をよく聞きます。
新築の時は考えなかったけど、10年経ってやっぱり憧れのビルトインガレージを造りたい!
もうすぐ定年だし趣味のバイクがいじれるビルトインガレージがほしいなぁ。
子ども達も巣立って空いた部屋やスペースが使えないかな。
住宅というものは住んでいくうちに「あそこをもう少し便利にしたかったなぁ」とか不満や憧れがでてくるものです。
そんな憧れの1つにビルトインガレージがあります。
ビルトインガレージは男のロマンで、カーポートなどただの駐車スペースと違い、いろいろな使い道があります。
そんな憧れのビルトインガレージをリフォームで叶えようというのが今回の企画です。
ビルトインガレージとは
ビルトインガレージとはガレージのなかでも建物の一部に組み込まれた駐車スペースを指し、シャッターやドアを設置して雨風を凌ぐこともできます。
また最近では収納棚や作業台を作って秘密基地のようなおしゃれなビルトインガレージが流行っています。
メリットとデメリット
ビルトインガレージはすべての人に向いているわけではありません。
特に家族の反対にあい断念されるかたもいるのでしっかりとメリット・デメリットを知っておきましょう。
メリット 良いところ
1.雨風から守る
カーポートは上からの雨は防げるが意外に横からの雨や排気ガス・ホコリ等で汚れるもの。
その点ビルトインガレージは室内に置けるので愛車を綺麗に保つことが出来ます。
2.セキュリティ面で安心
車に傷を付けられたり盗難されたりといったトラブルも防ぎやすくなり夜間も安心です。
3.税金の免除
延べ床面積の1/5以下だと床面積として計算されないので固定資産税が安くなります。
デメリット 悪いところ
1.スペースの確保
ある程度広いスペースが必要となるため、間取りや強度の制約上造れない時もあります。
2.騒音・換気対策
構造上排気ガスが溜まりやすいのと、シャッターの開け閉めの騒音と手間がかかります。
3.コスト面
解体やガレージの新設、補強費等で通常のガレージやカーポートのリフォームより費用がかかります。
リフォームの費用
リフォームでビルトインガレージを作る場合にかかってくる主な費用はこちら。
解体費(部屋などの減築) | 50万円~100万円 |
ガレージの新設 | 100万円~200万円 |
シャッターやサッシの取り付け | 30万円~70万円 |
内装(収納棚や作業台) | 10万円~30万円 |
住宅の一部を減築(解体)してビルトインガレージを新設することがほとんどなので解体費用と新設費用がかかります。
ガレージの場合シャッター選びでも金額が変わってきます。
シャッターはあとで後悔するポイントのひとつなので『静か』で『簡単に開け閉め』できる自動開閉タイプを選びましょう。
リフォームのポイント
ビルトインガレージのリフォームは費用面でもわかりにくいのでなかなか踏み出せない方も多いと思います。
失敗しないためにも業者選びはとても重要になります。
業者選び
業種で言うと外構業者より建築系の工務店を選ぶと間違いないと思います。
減築や解体も行うので耐震補強なども確認することができ、かならず過去にビルトインガレージを造った実績をもつ業者を選びましょう。
ビルトインガレージの実績をもつ業者を比較するならこの2つのサイトから


こんなビルトインガレージも
ビルトインガレージのリフォームは費用面やスペースの問題、家族の反対もあり断念される方もいらっしゃいます。
そんな方におすすめなのがバイクや自転車用のビルトインガレージです。
車に比べ広いスペースも必要ないので費用面も抑えられます。
プランニング例
- バイクとロードバイク2台を駐車
- 収納や作業台も作り趣味部屋に
- 静かなリモコン式電動シャッター
実際にプランニングしたお宅なのですが、車用のガレージの半分程度のスペースで造ることができ、趣味のバイクと釣りを楽しめる秘密基地風の趣味部屋が出来上がりました。
同じようにボートやジェットスキー用のビルトインガレージ兼趣味部屋を作るのもおすすめです。
最後に
ビルトインガレージは業者によって費用もプラン内容も大きく変わってきます。
かならず要望をきちんと伝えて3社は相見積もりをとって費用だけでなくプランニングも比べるようにしましょう。
収納スペースや作業台などの内装はDIYで造ることによりオシャレな雰囲気になることもあります。
インスタなどを参考に自分でチャレンジするのもありですよ。